2021年09月23日

iOS 15、VoiceOver関連の記事を投稿しました

 iOS 15がリリースされましたね。VoiceOver関連でも変化がありました。
『Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)』のブログに記事を投稿しています。
 機械学習を活用した機能の追加が目立つようになってきました。この機能を使うには、iPhone XS, XR以降のiPhoneモデルが必要です。iPhone SE(2020)も対応しています。


1.----------

まずは写真や画像の情報を知りたいときに利用できる「イメージエクスプローラー」


iOS 14ではキャプションを着けれるようになったので写真の整理が楽になりました。iOS 14で搭載されたVoiceOver認識の画像を説明機能というのもありますが、iOS 15になっても日本語には完全対応してくれていません。
 イメージエクスプローラーは日本語で説明してくれるので、全盲ユーザにとっても写真はさらに身近な存在になってくれそうです。

iOS 15の新機能、画像の内容を説明してくれる「イメージエクスプローラー」 with iOS VoiceOver: Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483518942.html?1632202011


2.----------

Live Text、画像の中のテキストを検出して認識結果を表示してくれる機能です。


2021年9月時点では、日本語には対応していません。写真を撮影しなくてもテキスト認識させることはできるので、シーンによっては便利に活用できそうです。

iOS 15の新機能、写真の中のテキストを認識する「テキスト認識 Live Text』with iOS VoiceOver: Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483525127.html?1632231280


3.----------

Safariについて


アドレスバーが画面の下に表示されるようになったので、途惑っている人は多いかもしれません。iOS 14までのようにアドレスバーは上に表示させることもできます。タブ切り替えについては、VoiceOver環境では、アドレスバーが下にあっても上にあっても大丈夫です。
 翻訳機能、日本語に対応してくれたのはうれしい点です。

iOS 15、Safariを使う上で覚えておいた方がよいこと with iOS VoiceOver : Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483521641.html?1632214811


4.----------

VoiceOverのタッチジェスチャは二つ加わりました。クイック設定


開くと、これまでローター操作でいちいち変更していた項目を、一覧の中から切り替えできるようになります。ローター操作が苦手な人にとってはうれしい機能でしょう。
 ただし、見出しジャンプ、リンクジャンプなどのナビゲーションを利用するには、これまで通りローター操作で切り替える必要があります。

iOS 15の新機能、新しいジェスチャ「2本指の4回タップ クイック設定を開く」 with iOS VoiceOver: Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483519784.html?1632207486


5.----------

もう一つ加わったジェスチャがあります。ただし、ナビゲーションスタイルという考え方を頭に入れておかないと、VoiceOverカーソルの動きに戸惑うことになりそうです。



iOS 15の新機能、新しいジェスチャ「2本指の左スワイプと右スワイプ ムーブアウトとムーブイン」 with iOS VoiceOver : Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483519466.html?1632205477


6.----------

VoiceOver設定の中の「詳細度」にいくつか機能が追加されました。


・フラッシュライトが点灯したときの通知
・数字の桁読みをするかどうか
・クイックナビを切り替えたときのアナウンス方法

たとえばハードウェアキーボードを使っているときにクイックナビをオン・オフ切り替えすることは多くありますが、切り替わったときの判別は効果音、音の高低でしか確認できませんでした。以前は「クイックナビ オン」などとVoiceOverは音声でアナウンスしてくれていました。それが復活した感じですね。

iOS 15の新機能、VoiceOver「詳細度」に追加された項目」 with iOS VoiceOver : Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483520448.html?1632210564


7.----------

拡大鏡アプリ


 これまで存在していた拡大鏡の機能ですが、ぬiOS 15になって単体アプリとして独立、出世しました!
ホーム画面で見つからなければ、Appライブラリのユーティリティ・フォルダで見つけることができます。

実はVoiceOverユーザにとってはやっかいな存在でもありました。なぜなら、アクセシビリティメニューの中で「拡大鏡機能を」をオンにすると、ホームボタンのトリプルクリック、あるいはサイドボタンのトリプルクリックで呼び出せるアクセシビリティ・ショートカットの中に割り込んでしまっていたからです。

これはVoiceOver機能だけをオン・オフしたい人にとっては都合がよくありませんでした。ショートカットで二つの機能がオンになっていると、どちらかを選ぶメニューが画面に表示されてしまうからです。

拡大鏡の呼び出し方は、従来通りの方法も引き続き利用できます。

iOS 15で単体アプリとなった「拡大鏡」 with iOS VoiceOver: Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483524273.html?1632226089


8.----------

アプリごとに画面の表示スタイルを指定できるようになりました


これはロービジョンの人にとってはうれしい機能ではないでしょうか!
アプリによって文字サイズなど、いちいち変更していたのであれば、その必要はなくなります。

iOS 15の新機能、アプリごとに画面表示とテキストサイズ、動作を設定する「Appごとの設定」 with iOS VoiceOver : Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483523932.html?1632223983


9.----------

iPhoneユーザ以外ともFaceTimeで通話できるようになりました


VoiceOverとは関係ありませんが、FaceTimeによる音声通話やビデオ通話が、iPhoneを持っていない人たちともできるようになりました!
Windowsでブラウザを開いて通話することについて紹介しています。

iOs 15の新機能、FaceTimeアプリとWindowsブラウザとの間で通話する with iOS VoiceOver : Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
https://voicei-gestures.seesaa.net/article/483532498.html?1632275463


posted by @voice_of_i at 10:43| Comment(0) | 参考資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月26日

iOS 14.7 VoiceOverのジェスチャ、キーボードショートカット、点字コマンド、フルキーボードアクセスの一覧表を投稿しました

「Voice_of_i - 見えなくても使えるiPhone(資料集)のブログに記事を投稿しました。

内容は日本ライトハウス情報文化センター 情報機器関連資料に公開していただいているエクセルファイルと同じです。





posted by @voice_of_i at 22:36| Comment(0) | 参考資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月20日

iOS 14.7でのVoiceOverジェスチャ開設の記事を投稿しました

iOS VoiceOverのジェスチャを開設した
「見えなくても使えるiPhone - VoiceOverでの操作解説」はiOS 12編で止まっていましたが、今回iOS 14.7編を投稿しました。

iOS 13ではVoiceOverジェスチャが自由にカスタマイズできるようになったので、このような解説書は必要ないかなとも考えましたが、自分のために記録しておこうと思い、ようやくまとめることができました。

iOS 13からは1本指のトリプルタップが長押しに相当するジェスチャに変わったこともあり、多くの場面で使う機会が増えてきたように思います。
ホーム画面ではクイックアクションメニューを表示できますが、
サードパーティ性アプリでも、メニューを表示させるために長押しさせる方法が多く採用されているのではないでしょうか。


長々としたドキュメントになっていますが、お役に立てば幸いです。

ところで、筆者は以下の視覚障害者の関連グループの活動を応援しています。運営費の多くは寄付金や関連団体からの資金でまかなわれています。しかし、必死のパッチで運営されている状況のようです。
この説明書が役に立ったと感じて下さって、もし貴方が経済的に余裕があれば、応援していただけるとありがたいです。

社会福祉法人 日本ライトハウス - 視覚障害者向けに点字図書館、ICT講習、職業・生活訓練などを実施しています。
ご寄附のお願い:日本ライトハウス
http://www.lighthouse.or.jp/donation.html

NGO団体 アークどこでも本読み隊 - タイ北部で図書館や幼児教育センターを運営しています。
アークどこでも本読み隊 活動を支援する
https://www.alwaysreadingcaravan.org/japanese/support.php

サピエ - 視覚障害者を含め、読みに困難のある人向けの電子図書館。
全視情協:全視情協とは - ご寄付のお願い
http://www.naiiv.net/about/?20160221


資料集HPには、以下の四つの記事を投稿しました。

見えなくても使えるiPhone - VoiceOverでの操作解説(iOS 14.7編)  前半(1/2):
Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
http://voicei-gestures.seesaa.net/article/482548834.html#index3

見えなくても使えるiPhone - VoiceOverでの操作解説(iOS 14.7編) 後半(2/2):
Voice_of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
http://voicei-gestures.seesaa.net/article/482548917.html

付録1 iOSのアクセシビリティ機能について with iOS VoiceOver:
Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
http://voicei-gestures.seesaa.net/article/482549576.html

付録2 VoiceOverの設定メニュー with iOS VoiceOver :
Voice_Of_i 見えなくても使えるiPhone(資料集)
http://voicei-gestures.seesaa.net/article/482549582.html
posted by @voice_of_i at 22:45| Comment(0) | 参考資料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月30日

(転載不可) 参加者向け資料 -- 2019年 「情報化対応支援者研修会(第10回情報機器コース)」 講義1「AIスピーカーの活用」

(転載不可) 参加者向け資料 -- 2019年 「情報化対応支援者研修会(第10回情報機器コース)」
講義1「AIスピーカーの活用」

このページは、社会福祉法人 日本盲人社会福祉施設協議会の主催による
「情報化対応支援者研修会(第10回情報機器コース)」
(2019年7月31日から8月2日)
講義1「AIスピーカーの活用」
の内容を公開したものです。

日盲社協-イベント開催情報
http://www.ncawb.org/osirase.html

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品川 博之
Email: voice-of-i@outlook.jp
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■1 概要


 スマートスピーカーとは、インターネットに接続し、AIアシスタントと会話感覚で操作できるマイク付きのスピーカーです。日本ではAIスピーカーと呼ばれることもあります。
 2014年にAmazon社がEchoという名前のスピーカーを販売、利用できるAIアシスタントはAlexa。
 2016年にGoogle社がGoogle Homeシリーズのスピーカーを販売、AIアシスタントの名前はGoogleアシスタント。
 2017年にLINE社がClovaシリーズのスピーカーを販売、AIアシスタントの名前はLINE Clova。

 上記三つが日本ではメジャーなスマートスピーカーとして存在します。その他の会社が
独自に開発販売している製品があったり、国によっても事情は異なります。
 Amazon社のEchoがスマートスピーカーの先駆けとしてアメリカで発売されましたが、現在は世界的にも大きなシェアを占めていると言われています。それぞれの会社のスマートスピーカー製品はサイズや機能の異なるモデルが次々に発表され、最近ではディスプレイ付きのモデル、スマートディスプレイも発売されるようになっています。
 また、各社のAIアシスタントは自社製スピーカーでの利用に限定されているわけではなく、他社製のスピーカーやヘッドセット、サウンドバーにも対応製品が増えています。
 AlexaについてはWindows 10のPCでも利用可能です。

 2017年になってようやく日本でもスマートスピーカーが登場しました。すでに利用することのできた国々、特にアメリカでは日常生活の中に入り込んでいたようです。そして、視覚障害ユーザにとっては、声だけでやり取りできるシステムはかなり都合がよく、注目を集める存在になっています。



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■2 スマートスピーカーを利用するための準備


 スマートスピーカーを利用するための必要条件としては、
・Wi-Fi、インターネットへの接続
・各社アカウントへのログイン
・スマートフォンアプリによる設定

 三社のスマートスピーカーを設定するiOSアプリについて、VoiceOver環境で操作できることを確認しています。操作の手順については、以下のページで公開されているテキストデータをご参照ください。

情報機器関連資料 - 日本ライトハウス情報文化センター
http://www.lighthouse.or.jp/iccb/publications/index_publications/jyohokiki/

 セットアップを進めていく中で、視覚障碍者向けに設定しておいた方が便利である項目があります。声でリクエストすると、それを聞き取っていることをスピーカーはランプの色で表現します。聞き取りの開始と終了は効果音を鳴らすように設定できるので、変更しておいた方がよいでしょう。
 LINE Clovaのスピーカーについてはデフォルトでオンになっています。



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■3 スマートフォンアプリについて


 三社のスマートスピーカーを設定するためには専用のアプリがリリースされており、iOSとAndroidの音声読み上げ環境で操作できます。
AlexaとGoogle Homeアプリでは、スピーカーの設定だけではなく、AIアシスタントにリクエストすることもできます。iOSではGoogleアシスタントという名前のアプリもインストールしておく方が便利です。

 特徴と問題点は、
・アプリのバージョンアップのペースが速い
・レイアウトの変更はたまにある
・項目の追加や削除が多い
・項目名の変更が多い
・同一の設定項目が複数のメニュー画面に存在する
・類似の項目名でも設定できる内容は異なる

 表示する画面によってはVoiceOverの項目移動のジェスチャーでアイコンを見つけにくいことがあります。1本指の左右スワイプで何も見つからない場合、画面の中央などを直接タッチして、項目が存在するかどうかを確認するのがよいでしょう。



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■4 利用できるサービス、リクエストできる内容


 時刻の確認、アラーム、タイマー、カレンダー、予定の確認、リマインダー、メモ(リスト)、ラジオ、音楽の再生など。三社ともに類似のリクエストに応えてくれます。
 リクエストの仕方ですが、まずウェイクワードを伝えて、その次にリクエストしたい内容を話しかけます。ウェイクワードとは聞き取りを開始してもらうための合図になる単語のことです。

「アレクサ 今何時」
「ねぇ グーグル 予定を追加して」
「ねぇ クローバ 2分のタイマー」
このように話しかけます。

 定型のフレーズを覚えておく必要があります。また、アプリやスキルを利用するには、それらの名前や呼びかけ方も記憶しておく必要があります。



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■5 ラジオと音楽サービス


 多くのユーザがラジオと音楽を聴く手段としてスマートスピーカーを利用しているようです。三社の違いのまとめです。


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■5-1 ラジオについて


Alexa
・ラジコの再生(ラジコプレミアム会員はエリアフリーに対応)
・TuneIn Radioの再生(コミュニティFMや世界のインターネットラジオ)

Googleアシスタント
・ラジコの再生(ラジコプレミアムには非対応。複数のスピーカーでグループ再生可能)
・TuneIn Radioの再生(コミュニティFMや世界のインターネットラジオ)

LINE Clova
・ラジコの再生(ラジコプレミアム会員はエリアフリーに対応)



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■5-2 音楽サービス


アレクサ
・Amazon Music
・Apple Music
・Spotify
・Dひっつ
・うたパス

Googleアシスタント
・YouTube Music(無料プランで利用可)
・Play Music
・Spotify(無料プランで利用可)
・うたパス
・AWA(無料プランで利用可)
・Dヒッツ

LINE Clova
・LINE MUSIC



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■6 コミュニケーション機能


 メッセージのやり取りや通話などの操作ができます。
日本のGoogleアシスタントではまだサービスは利用できません。

アレクサ
 アレクサを使用している人に対して、
・音声メッセージ
・テキストメッセージ
・音声通話
・ビデオ通話
・呼びかけ
 同じAmazonアカウントでログインしている端末に対して、
・アナウンス

Googleアシスタント
 同じGoogleアカウントでログインしている端末に対して、
・ブロードキャスト

LINE Clova
 友達登録している人に対して、
・テキストメッセージ
・音声通話
・ビデオ通話



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■7 各AIアシスタントの得意な機能


アレクサ
・Kindleブックの読み上げ
・Audibleのオーディオブックの再生
・Blueprintsの作成

Googleアシスタント
・Google Play Booksのオーディオブックの再生
・通訳機能(双方向)

LINE Clova
・昔話やディズニー絵本の朗読
・通訳機能(片方向)



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■8 スマートホーム構築への第一歩


 家電製品をネットワークに接続して一括管理することで、快適で安全な暮らしを実現する「スマートホーム」という考え方があります。スマートスピーカーを利用することでIoTの操作や、スマートリモコンを経由することでネットワーク機能をもたない家電製品をコントロールできるようになります。
 さて、視覚障碍者にとっては、声でリクエストすることで自国やカレンダーの確認、天気情報などを得られる、それだけでもスマートスピーカーは快適な暮らしをアシストしてくれると言えます。



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■9 関連情報


この資料はウェブサイトで公開しています。
参加者向け資料 -- 2019年 「情報化対応支援者研修会(第10回情報機器コース)」 講義1「AIスピーカーの活用」
http://voicei.seesaa.net/article/467726552.html?1562430595

筆者のブログで、スマートスピーカー関連の話題を発信しています。
Voice of AI -- しゃべってなんぼ スマートスピーカーでAIある暮らしを!
http://voicei-ai.seesaa.net/



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