2019年09月22日

iOS 13、英語キーボードに新しく加わった入力方法「なぞり入力 Slide to Type」

iPhone XS, iOS 13のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。

iOS 13の英語キーボードで単語を入力するとき、キーボード上で指を滑らせることにより予測変換のように単語を入力することができます。
日本語キーボードでは利用できません。

FlickTypeというアプリがリリースされていますが、それと同じような感覚で文字入力できるわけです。


たとえばhotelという単語を入力したい場合、
まずは先頭の文字であるhを指定します。
標準入力モードではhの箇所をフォーカスして1本指でダブルタップ&ホールドします。
タッチ入力とダイレクトタッチ入力の場合は、hを長押しします。
するとポコポンという効果音が聞こえるので、先頭の文字として指定された合図になります。

画面に付けたままの指をhからoの箇所へスライドして、そのままtへ。
つづいて、e、lに指をスライドします。

音声で「hotel」という単語を読み上げてくれたならば、指を画面から離します。

デリーとキーを実行すると、予測変換された単語が削除されます。

なぞり入力した単語の後につづけてなぞり入力すると、自動的にスペースが挿入されます。

QWERTYキーボードのレイアウトがわかっている人にとってはゲーム感覚的に利用できる入力方法ではないでしょうか。


なぞり入力を利用するためには、
設定アプリを開いて、「一般」、「キーボード」と進みます。
「なぞり入力」のオン・オフ切り替えボタンをオンにします。
「なぞり入力を単語単位で削除」の切り替えボタンはデフォルトではオンになっています。


また、VoiceOverのローター・カテゴリーに「なぞり入力」を追加しておけば、不必要な時にはすぐにオフにできるので都合がよいです。

posted by @voice_of_i at 21:58| Comment(0) | ジェスチャーについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

iOS 11.2 VoiceOverで動画コンテンツのクローズドキャプションを読み上げさせよう! 「メディア説明サービス」

iOS 11では、VoiceOverで動画コンテンツを再生している時に表示されているクローズドキャプション(CC)を読み上げることができるようになりました。
また、点字ディスプレイに表示させることもできます。

Apple Music内のビデオコンテンツや、iTunes Storeで販売・レンタルされている映画では、日本語CCと英語CCが読み上げられることを確認できました。

聴覚障碍者向けの字幕として、CCの代わりにSDHという表記がされていることもあります。


日本語の吹き替え音声が提供されているビデオを視聴するとき、日本語の字幕を読み上げさせてもあまりメリットを感じることはないでしょう。
しかし、外国語の音声しか選べないビデオを再生させる時、日本語の字幕をVoiceOverが読み上げてくれると、それは大いに役に立ちます。

たとえば、Apple Musicで配信されている『Carpool Karaoke』の場合、日本語の音声は提供されていません。
そんな時にメディア説明サービスで日本語字幕を読み上げさせる、そんな使い方ができるわけです。


Apple MusicやiTunes Store内のビデオタイトルでは、再生画面の中で「代替トラック」のボタンを実行することで、音声字幕オプションが表示されます。
日本語CC、日本語SDHが選べるようになっていれば、それを選択状態にします。

ちなみに、
ADとは、Audio Descriptionの略です。
SDHとは、Subtitles for the Deaf and Hard of Hearingの略です。
CCとは、Closed Captionの略です。


事前準備として、クローズドキャプションを表示させる設定にしておく必要があります。

設定アプリを開いて、「一般」、「アクセシビリティ」、「字幕とキャプション」の中で、
「クローズドキャプション+SDH」のオン・オフ切り替えボタン
この箇所をオンにしておきます。



また、Netflixのアプリでは英語CCだけが読み上げられることを確認しています。

たとえばNetflixオリジナル映画の『Death Note』を視聴する時、
再生画面の中で「音声字幕オプション」を開き、字幕の選択肢の中で「英語 CC」を選択状態にしておきます。
オプションメニューの画面を閉じて映画を再生すると、
そのシーンに合わせたクローズドキャプションの文字情報をVoiceOverは連続して読み上げてくれます。
俳優のセリフをVoiceOverの声が読んでくれるわけです。


CCやSDHは耳の聞こえにくい人向けに字幕を表示させるサービスですが、俳優のセリフだけでなく音風景を文字で表現したり、シーンの説明も加えられています。


メディア説明サービスでVoiceOverがクローズドキャプションを読み上げている時、俳優の声やBGMなどの音風景が聞こえにくくなりますが、VoiceOverのはっきりとした音声は台詞を聞き取りやすくしてくれます。

読み上げられた内容は4本指のダブルタップをすることで、クリップボードにコピーできます。

また、ローター・カテゴリーの「オーディオダッキング」をオンにすることで、VoiceOverの音声はさらに聞き取りやすくなります。
オーディオダッキングとは、VoiceOverがしゃべっている間だけ、音楽などの音量を自動的に下げてくれる機能です。


クローズドキャプションの文字情報を点字ディスプレイに出力させた場合、そのシーンに合わせて点字表示も切り替え表示されます。

点字出力を利用すれば、英語の語学学習に活用できるかもしれません。
文字の流れが速いのですべてを点字で読むというのは難しいかもしれませんが、この機能は盲聾の人たちにとっては動画を楽しむ新しい方法になることが期待されます。


普段VoiceOverを使っていない人たちにとっても、たとえば英語CCを読み上げさせた場合、はっきりとしたVoiceOverの英語発音で英語コンテンツを視聴できるということは、新しく英語学習法の一つに加わる可能性を秘めているような気がします。



■1 VoiceOverにクローズドキャプションの文字情報を読み上げさせる手順


対応したアプリ、あるいは作品の視聴画面では、ローター・カテゴリーの中に「メディア説明サービス」という項目が選べるようになっています。
1本指の下スワイプか上スワイプで次の四つの選択肢が選べます。
・オフ
・読み上げ
・点字
・スピーチと点字
目的の箇所に合わせておけばよいだけです。


また、VoiceOverの設定メニューの中でも指定しておくことができます。
設定アプリを開いて、「一般」、「アクセシビリティ」、「VoiceOver」、「詳細度」と進み、
「メディアの説明サービス」の中で指定できます。



■2 関連情報


Apple Musicのビデオコンテンツを音声ガイドで楽しむ方法について with iOS Accessibility: Voice of i -- iPhoneやiPadを音声読み上げで使ってみれば
http://voicei.seesaa.net/article/456176956.html?1517235847

字幕とクローズドキャプション - iPhone ユーザガイド
https://help.apple.com/iphone/11/?lang=ja#/iph3e2e23d1




posted by @voice_of_i at 02:14| Comment(0) | ジェスチャーについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

iOS 11 Safariの新機能「PDFを作成」

iOS 11では、Safariで表示中のウェブページをPDFとして保存することができるようになりました。

PDFファイルにしておけば、iBooksやVoice Dream Readerなどのアプリで後からゆっくり読むことができるようになります。

これまでは、Safariのリーディングリストに追加しておくことで、インターネットにつながっていない環境でも、好きな時にウェブページを閲覧できました。

PDFファイルにしておくメリットとしては、Windows PCで閲覧したり、友人にシェアすることが簡単にできるようになります。
ただし、ウェブページ内のリンクや見出しなどの要素は反映されないようです。

ニュース記事や参考資料などのウェブページを保存しておけば、活用の幅が広がるでしょう。



手順は、

1. SafariでPDF作成したいウェブページを表示します。
画面の最下行にある「共有」ボタンを実行します。


  • 2. 「PDFを作成」ボタンを実行します。



  • 3. 「完了」ボタンを実行します。



  • 4. 「ファイルを保存」ボタンを実行します。
    Fileアプリが開いて、任意のドライブやフォルダに保存します。




  • 保存したファイルの名前は、
    Safari - 2017 _ 10 _ 18 21_34.pdf
    のように日時が含まれています。



    posted by @voice_of_i at 22:20| Comment(0) | ジェスチャーについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2017年09月27日

    iOS 11 VoiceOver環境で追加されたキーボードのショートカット、カスタマイズできるようになった点字コマンド

    iPhone 7, iOS 11.0.1とApple Wireless Keyboardで確認しています。

    これまでのショートカット一覧は
    VoiceOver使用時のジェスチャー、キーボードショートカット、点字デバイスからのコマンド、RiVOコマンドの一覧表 with iOS 10.1.1 VoiceOver: Voice Of i -- 見えなくても使えるiPhone
    http://voicei-gestures.seesaa.net/article/441458554.html
    でまとめています。


    また、点字ディスプレイからのコマンドについては、カスタマイズできるようになりました。

    すでに点字デバイスがペアリングされていると、
    設定アプリを開いて、「一般」、「アクセシビリティ」、「VoiceOver」、「点字」と進み、
    ペアリングされた点字デバイスの詳細情報を開き、
    「点字コマンド」
    の中で割り当て・変更できるようになっています。

    ただし、カスタマイズした点字コマンド情報はiCloudには保存されないようなので、複数デバイスを使い分けている人はそれぞれのデバイスで設定する必要があります。


    以下は追加されたキーボードのショートカットです。



    VO + L
    現在の行を読み上げ

    VO + W
    現在の単語を読み上げる

    VO + Wを2回
    現在の単語のスペルを読み上げる

    VO + Wを3回
    現在の単語のスペルを説明付きで読み上げる

    VO + C
    現在の文字を読み上げる
    (文字編集中に有効)

    VO + Cを2回
    現在の文字を説明付きで読み上げる
    (文字編集中に有効)

    VO + J
    関連コンテンツに移動
    2本指の右スワイプ

    VO + F3
    項目の概要を読み上げる
    3本指のシングルタップ

    VO + F4
    キーボードの操作対象項目の概要を読み上げる
    (文字編集中に有効)

    VO + F6
    選択したテキストを読み上げる
    挿入ポイントの位置を読み上げる
    (文字編集中に有効)

    VO + F8
    VoiceOver設定を開く
    posted by @voice_of_i at 23:57| Comment(0) | ジェスチャーについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2017年09月23日

    iOS 11 Safariの新機能「自動リーダー表示」

    iOS Safariには以前から「リーダー」という機能があります。
    ニュースサイトの本文だけを抽出してくれたり、複数ページにまたがる記事を一つにまとめてくれるので、VoiceOverユーザーにとっても都合のよい機能です。

    これまではウェブページを開いて「リーダー」ボタンを毎回実行する必要がありました。

    iOS 11では、いつもリーダー表示させたいウェブサイトを記憶させておくことで、そのサイトの記事を表示させると自動的にリーダー機能が働いてくれるようになりました。


    たとえば次のニュースサイト、ITmediaのウェブページを表示させてみます。

    梯郁太郎氏はなぜAppleから距離を置いたのか (2/5) - ITmedia NEWS">
    http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/04/news054_2.html

    Safariアプリの1ページ目の右上端には「リーダー」ボタンが表示されています。
    このボタンを実行すればリーダー表示に切り替わり、同じ箇所を実行すると通常表示に戻ります。

    自動リーダー表示を使用するには、
    「リーダー」ボタンを1本指でダブルタップ&ホールド、
    あるいは、
    1本指の下スワイプか上スワイプを行い、「自動リーダー表示」の項目を実行します。

    もし1本指の下スワイプか上スワイプでメニュー項目を確認できなければ、ローター操作で「アクション」のカテゴリーに合わせる必要があります。


    画面には次のボタンが表示されます。

    「itmedia.co.jp」で使用
    すべてのWebサイトで使用
    キャンセル


    ここでは「ITmedia」のWebサイトだけで使用するということにしておくとよいでしょう。
    Webサイトによってはリーダー表示させたとしてもページを結合してくれなかったり、一部の情報しか抽出できないこともあるので、すべてのWebサイトをリーダー表示させるのはお勧めできません。

    自動リーダー表示にしていても、一時的にリーダー表示を解除することは簡単です。
    1ページ目の画面右上端にあるリーダーボタンが選択中になっているので、その箇所を実行して通常表示に戻すことができます。



    また、記憶させたWebサイトの自動リーダー表示を解除したい場合、登録手続きをしたのと同じ操作をします。
    画面には次のボタンが現れます。

    「itmedia.co.jp」で使用停止


    この箇所を実行すれば、ITmediaでの自動リーダー表示は次からは実行されません。