2021年09月30日

Accessory: 音声アシスタントに対応しているポータブルで多機能なネットワークスピーカー「Sonos Roam」 with iOS VoiceOver

iPhone 12 Pro, iOS 15.0のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。

高音質のネットワークスピーカーとしてアメリカでは人気のSonos社ですが、ここでは、2021年8月30日に日本で発売された
Sonos Roamについて紹介します。
アメリカでは2021年4月20日に発売開始となった製品です。



Amazon | Sonos ソノス Roam ローム Portable Speaker ポータブルスピーカー WiFi/Bluetooth 対応 IP67 防塵・防水仕様 ROAM1JP1BLK | 楽器・音響機器 | 楽器・音響機器
https://amzn.to/3CUIhB1

Sonos社の製品はiOSアプリで設定や楽曲を選んでの再生が可能で、アプリはVoiceOverに完全対応していることもあり、海外の視覚障害者にも人気のオーティオメーカーとなっています。

製品のセットアップやカスタマイズをするiOS向けアプリは二つリリースされていますが、2020年6月8日にS2とネーミングされたアプリがリリースされました。
今後の新しいサービスを利用できるアプリとなっています。

「Sonos」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/sonos/id1488977981

また、WindowsやMacOS向けのアプリもリリースされており、イコライザー調整や楽曲の再生コントロールなどはスクリーンリーダー操作で可能です。

ダウンロード | Sonos
https://support.sonos.com/s/downloads?language=ja






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■1 Sonos Roamの特徴


Sonos製品は複数の種類のスピーカーをグループ化して、マルチルームミュージック(別の部屋で同じ音楽を同じタイミングで再生させることができる機能)、により、音楽をより楽しむことができます。

最近は音楽配信サービスの数が増えていますが、ネットワーク対応のSonos製品であれば専用アプリを使うことで、登録した音楽配信サービスの楽曲を直接再生することができます。Amazon Alexaと連携させることで、より気楽に音楽と付き合うことができます。

この製品の特長は、次の通りです。
  • ・430グラムと軽量でバッテリー搭載

  • ・BluetoothとWi-Fiに対応している

  • ・AirPlay 2に対応している

  • ・Alexaに対応している

  • ・IP67相当の防塵・防水設計

  • ・2台のSonos Roamでステレオペア(Wi-Fi接続時)

  • ・Bluetooth接続時でも他のSonosシステムに転送可能


Bluetoothペアリングモードに入る時、ボタンをクリックした時にはサウンドやクリック音が聞こえるので、ランプの見えないユーザにとっても使いやすく設計されています。形状だけでなく、操作性のデザインにも優れていると言えます。

海外では音声アシスタントとしてAmazon AlexaとGoogle アシスタントのどちらかを選べるようになっていますが、日本ではAmazon Alexaにのみ対応しています。

Amazon Alexaについては、Amazon純正のEchoシリーズとまったく同じ機能が利用できるわけではないようです。たとえばAlexaコール、通話機能には対応していません。

スピーカーはモノラルで、360度に音を拡散するタイプではありません。



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■2 製品の仕様


Sonos Roam | Sonos(ソノス)公式オンラインストア
https://www.sonos.com/ja-jp/shop/roam.html

寸法 - 高さ x 幅 x 奥行き
168 x 62 x 60mm

カラー
Shadow Black, Lunar White

仕上げ
マット

電源
USB-C 15W, 5V/3A

バッテリー
18Whのバッテリーは1回の充電で最長10時間連続再生。

充電
付属のUSB-Cケーブルと5V/1.5Aまたは2.1A USB電源アダプター、Qi認定ワイヤレス充電器、カスタムデザインのSonos Wireless Charger(別売)で充電。

充電時間
充電を50%完了させるまでの所要時間はUSBで1時間、ワイヤレスで2時間

WiFi
802.11 a/b/g/n/ac 2.4または5 GHZ

Bluetooth
Bluetooth 5.0

Apple AirPlay 2
iOS 11.4以降のAppleデバイスのAirPlay 2と連携。

音声
Amazon Alexaに対応。

動作温度
5°C〜35°C

CPU
クアッドコア
1.4 GHz A-53

メモリ
1GB SDRAM
4GB NV

IP規格
IP67準拠の防水・防塵設計(水深1メートルで最長30分間の防水性)。
パッケージ内容
Sonos Roam、USBケーブル(1.2m)、クイックスタートガイド


Sonos Roamユーザーガイド
https://www.sonos.com/support/ja-jp/sonos-user-guide/sonos-user-guide/roam/roam.htm



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■3 本体の形状とボタンの位置


参画中のデザインで、正面がスピーカー、背面にはUSB-Cコネクタと電源ボタン、天面には四つのボタンが並んでいます。
縦置きにも横置きにもできます。

ここでは、縦置きの状態で紹介します。
スピーカーの平たい面を正面に向けます。Sonosのロゴは触って確認できます。

本体の背面で下部には、
USB-Cのコネクタがあり、その上に縦長形状の電源ボタンが位置します。
電源ボタンはBluetoothペアリングにも利用します。

天面には四つのボタンがあり、手前に三つ横並びになっており、奥に一つです。
手前のボタンは左から、
・音量ダウン
・再生/停止
・音量アップ

奥のボタンは、
マイクのオンとオフを切り替えます。
マイクの役割は音声アシスタントのリクエストを聞き取る他に、自動Trueplayチューニングにも利用されます。
通話目的では使えません。


再生ボタンについては、長押しすることでグループ再生やSound Swapに利用します。



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■4 セットアップ作業


Sonosアプリを使ってセットアップ作業を進めていきましょう。
Sonosアカウントなしでもセットアップはできますが、音声アシスタントの利用などフル機能を使うにはSonosアカウントを作成してサインインしておく方がよいです。

すでにSonos製品を使用しているのであれば、Sonos Roamを新しい製品として追加するだけなので、登録作業は簡単です。

Sonosアプリの初期設定や使い方については、別の記事で紹介しています。
Sonosのネットワークスピーカーをカスタマイズするコンパニオンアプリ「Sonos S2」 with iOS VoiceOver: Voice_of_i 見えなくても使えるiPhone(ゲートウェイ)
https://voicei.seesaa.net/article/483167997.html?1630298962

Sonosアプリを開きます。
Sonos Roam本体の背面にある電源ボタンを1回クリックして、電源をオンにします。
あるいは、充電を開始することでも電源が入ります。
約10秒ほどで電源はオンになりますが、音量プラスか再生ボタンをクリックすることで、セットアップ前であるという合図のサウンドが鳴ります。ランプの見えない人の場合はこの効果音が目安となります。

製品が自動検出されたら
「接続する」ボタン、
あるいは、
「追加する」ボタンを実行して、登録の手続きを進めていきます。

手動で追加登録する場合には、
Sonosアプリの「設定」タブを選択状態にして、
「システム」ボタンを実行し、
「製品を追加する」ボタンを実行して、登録の手続きを進めていきます。


ロケーション(位置情報)の使用とマイクへのアクセス許可の問い合わせが表示されます。

1. 「続ける」ボタンを実行します。
しばらくすると、本体からサウンドが鳴ります。

2. 製品のアップデートがリリースされていれば、
「アップデート」ボタンを実行します。

3. 製品が無事に追加されたという案内が表示されます。
「完了」ボタンを実行します。

4. 自動Trueplayを使用するかどうかの問い合わせが表示されます。
「続ける」ボタンを実行します。
(この項目については後から設定可能です)

5. 自動Trueplayをするためにマイクの使用を許可するかどうかの問い合わせが表示されます。
「有効にする」ボタンを実行します。

6. 「完了」ボタンを実行します。
これでセットアップ作業は終了です。


SonosアプリやAirPlay2経由で音楽を再生することができます。
この状態ではAmazon alexaなどの音声アシスタントを使用することはできません。

音声アシスタントや音楽配信サービスを追加するには、アプリを使用します。

■3 Alexaを利用可能にする - Sonosのネットワークスピーカーをカスタマイズするコンパニオンアプリ「Sonos S2」 with iOS VoiceOver
https://voicei.seesaa.net/article/483167997.html#index3



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■5 ボタンの働き



●電源をオンにする
電源ボタンの1回クリック。
10秒ほどで電源が入りますが、それを確認するためには音量ダウンのボタンなどをクリックして、ビープ音が聞こえたらオンになっているという目安です。

●電源をオフにする
電源ボタンを5秒以上長押しする。
5秒ほどすると低いサウンドが鳴るので、それが合図です。

●スリープモードに入る
電源がオンの状態では、電源ボタンを1回クリックするとスリープモードに入ります。
サウンドが鳴ります。音量アップなどのボタンをクリックしてもビープ音は聞こえません。それも目安となります。
スリープモードから復帰するには、電源ボタンを1回クリックします。
あるいは天面のボタンのいずれかを長押ししてみます。


●Bluetooth関連
電源ボタンを2秒ほど長押しするとBluetoothのペアリングモードに入ったり、デバイスに再接続します。
後述します。

●再生と停止
再生ボタンを1回クリックすると、音楽を停止または再生します。

●次の曲
再生ボタンを2回クリックします。

●前の曲
再生ボタンを3回クリックします。

●Sound Swap
対応するSonos製品が近くにあれば、再生中の音楽を別の製品に切り替えて再生します。
再生ボタンを3秒長押しすると、キュイーンという高めのサウンドが鳴ります。
後述します。

●グループ再生と停止
再生中の音楽を他のスピーカーとグループ再生します。
再生ボタンを1秒ほど長押しします。
後述します。



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■6 2台のSonos Roamをステレオペアとして設定する


Sonos Roam単体ではモノラル再生となりますが、2台のSonos Roamがあればステレオ再生させることができます。
2台とも登録作業が完了している必要があります。

まずアプリを開き、どちらか一つのSonos Roamの設定メニューを表示します。

1. Sonosアプリで「設定」タブを選択状態にして、「システム」ボタン、Sonos Roamの名前の箇所を実行します。

2. 「ステレオペアを設定する」ボタンを実行します。

3. 「続ける」ボタンを実行します。

4. 「はい」ボタンを実行します。

5. チャイムが鳴ります。チャイムの鳴ったスピーカーを左スピーカーとして設定するか、右スピーカーとして設定するかを選びます。
どちらかを選択状態にして、
「続ける」ボタンを実行します。

6. しばらくすると、二つのスピーカーからサウンドが鳴ります。


これで完了です。

もしステレオペアを解除したければ、製品メニューの中で、
「ステレオペアを削除する」ボタンを実行します。



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■7 Bluetoothスピーカーとして利用する


自宅ではWi-Fiネットワークにつないでおき、外出先ではBluetoothスピーカーとして利用したい、そんなユーザは多いのではないでしょうか。
自宅に戻ってくれば自動的にWi-Fiネットワークにつながります。

VoiceOver環境のiPhoneをBluetooth接続すると、音楽はRoam本体から流れて、VoiceOverの読み上げ音声はiPhone本体からとなります。

Bluetooth接続の場合にはいくつかの制限があります。
2台のSonos Roamをステレオペアとして設定していても、Bluetooth接続の音楽はステレオ再生させることはできません。
自動Trueplayも利用できません。

Wi-Fiネットワークに他のSonos製品が登録されている場合は、グループ機能を利用することで、Bluetooth接続で再生させている音楽を他の製品から再生させることが可能になります。



■7-1 Bluetoothペアリング


Bluetoothのペアリングモードに入るには、電源ボタンを2秒ほど長押しします。
サウンドが鳴ります。ポコンという音の後に、キーンという高い音が聞こえたらペアリングモードに入ったという合図です。

スマートフォンやPCなどのBluetooth接続画面にSonos Roamが表示されます。
通常のBluetoothデバイスとして登録します。



■7-2 Bluetooth接続を終了する


たとえばBluetooth経由でスマートフォンからの音楽を再生していて、その接続を終了したい場合は、ペアリングモードに入るのと同じ操作をします。

電源ボタンを2秒ほど長押しします。
サウンドが鳴ります。ポコンという音の後に、キーンという高い音が聞こえたらペアリングモードに入ったという合図です。
この状態では別のデバイスとBluetoth接続できますが、接続中のBlueoothデバイスは終了することとなります。



■7-3 再びBlueooth接続する


Bluetooth接続を終了した後で、再び接続させるには、電源ボタンの2秒長押しを行います。
ただし、これが有効なのは、
電源オフからオンにした場合、
本体スリープから復帰した場合です。


本体がアクティブな場合は、

1. 電源ボタンを2秒長押ししてペアリングモードに入る。
サウンドが鳴ります。ポコンという音の後に、キーンという高い音が聞こえたらペアリングモードに入ったという合図です。

2. ペアリングモードを終了する。
電源ボタンを2秒長押しします。
サウンドが鳴ります。ポコンという音の後に、ポコポンという音が聞こえたらペアリングモードは終了します。

3. Bluetoothデバイスに再接続する。
電源ボタンを2秒長押しします。
しばらくすると合図の音が聞こえて、ペアリングしていたデバイスと接続します。



■7-4 Bluetooth接続の音楽をグループ再生する


Wi-Fiネットワークに他のSonos製品が登録されている場合、Bluetooth接続の音楽をグループ再生させることができます。

1. Sonosアプリを開いて、「システム」タブを選択状態にします。

2. 「Bluetoothから再生中」の箇所を実行します。
実行しても画面が切り替わらない場合は、もう一度実行してください。

3. 「グループ」ボタンを実行します。

4. 再生したいデバイスかグループ名を選択状態にします。
「完了」ボタンを実行します。


これで複数のスピーカーから同時に再生させることができます。



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■8 音楽を他の製品にジャンプさせる「Sound Swap」


対応するSonos製品が近くにあれば、Roam本体で再生している音楽をそちらのSonos製品に切り替えて再生させることができます。音楽を別のスピーカーに移動させるという感じです。

再生ボタンを3秒長押しすると、キュイーンという高めのサウンドが鳴ります。と同時に、別のSonos製品から音楽が再生されます。

再び同じ操作をすると、Roam本体から音楽は再生されます。
他のSonos製品の近くで行えば、そちら側から再生されます。

このように音楽を行き来させることができるようになっています。

ただし、テレビ、AirPlay、Bluetoothのオーディオはスワップできません。

Roamと他のSonos製品との間でオーディオをスワップする | Sonos
https://support.sonos.com/s/article/4990?language=ja

対応していないSonos製品は、
Sonos Play:1、
Play:3、
Play:5 (Gen 1)、
Port、
Connect、
Connect:Ampとの間ではオーディオをスワップできません。
Sonos AmpがSonos Architecturalスピーカーに接続されている場合は、Sonos Ampとの間でスワップが可能です。



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■9 グループ再生


Sonosアプリを使えばグループ再生の指定をすることができますが、Roam本体のボタン操作だけでも同じようなことができます。

他のSonos製品で再生中の音楽を、Roam本体でもグループ再生させることができます。
あるいは、Sound Swap機能を利用して別の製品で再生させている音楽を、Roam本体をグループ化させて同時再生させる場合にも活用できます。

他の製品で音楽が再生されている時に、Roam本体の再生ボタンを1秒ほど長押しします。コンというビープ音が聞こえます。
これにより、Roam本体からも同じ音楽が再生されます。

グループ再生中に再び再生ボタンを1秒ほど長押しします。
他のグループ製品では再生が継続していても、Roam本体での再生は停止します。

再びRoam本体をグループ再生の一つに加えるためには、再生ボタンを1秒ほど長押しします。



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■10 本体をリセットする


Sonos Roamをリセットするには、
まず電源をオフにします。
電源ボタンを5秒ほど押しますが、電源がオフになると効果音による合図があります。

再生ボタンを押し続けます。
途中で電源ボタンを1回クリックしますが、その後も再生ボタンは10秒ほど押し続けます。
リセットプロセスに入ったことはランプの点灯で確認できるようてすが、ランプの状態が見えないユーザにとっては、
・再生ボタンを10秒ほど押し続ける
・再生ボタンから指を離した後に音量プラスボタンをクリックして効果音による合図を聞く
それらが目安となります。

これでセットアップ作業に写ることができます。



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■11 関連情報



Sonos Roam徹底ガイド | Sonosブログ
https://blog.sonos.com/ja-jp/guide-to-roam

Accessory: Alexaに対応している多機能なネットワークスピーカー、サウンドバータイプの「Sonos Beam」 with iOS VoiceOver
http://voicei.seesaa.net/article/475576144.html?1591946972

Accessory: 音声アシスタントに対応している多機能なネットワークスピーカー「Sonos One (Gen 2)」 with iOS VoiceOver
http://voicei.seesaa.net/article/481082447.html?1618816226

Sonosのネットワークスピーカーをカスタマイズするコンパニオンアプリ「Sonos S2」 with iOS VoiceOver: Voice_of_i 見えなくても使えるiPhone(ゲートウェイ)
https://voicei.seesaa.net/article/483167997.html?1630298962



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posted by @voice_of_i at 10:00| Comment(0) | アクセサリーの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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