2021年05月10日

楽曲の歌詞検索だけでなく歌詞を合成音声で先読みしてくれる「OTO-Mii Version 2.4.8」 with iOS 14.5 VoiceOver

このアプリは、iPhone 12 Pro, iOS 14.5のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。

使用しているアプリのバージョンは2.4.8です。

「OTO-Mii(オトミィ)」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/oto-mii-%E3%82%AA%E3%83%88%E3%83%9F%E3%82%A3/id656616557





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■1 はじめに


好きな楽曲の歌詞は読んでみたい!
音楽ファンなら、だれもがそんな思いを持っているのではないでしょうか。
レコードやCDを買っていた人たちにとっては、同梱されている歌詞カードやライナーノーツは当たり前に存在するものだったので、苦労なく歌詞を確認できていたことでしょう。

しかし、歌詞カードを読めない人たちにとって歌詞を確認するという作業は大きな手間を伴いました。
耳で聞いても間違えて聞き取ってしまうことがあり、
人に歌詞カードを読んでもらうというのも気が引ける。

インターネットが普及したこともあり、歌詞をウェブで閲覧できる時代となりました。

ところが、音楽好きな人にはカラオケ好きも多い。
視覚障碍者はどうやってカラオケを楽しんでいるのか質問してみると、多くの人はこう答えるでしょう。
・歌詞を前もって記憶しておく
・点字で歌詞カードを作って持っていく
・見える人にディスプレイ上の歌詞を読んでもらう

おそらく、その場で見える人に歌詞を読んでもらうという手段をとっている人たちがもっとも多いだろうと想像します。
そんなニーズに答えてくれたのか、それともたまたま予定されていた機能だったのか分かりませんが、歌詞を人に代わって読み上げてくれるアプリが登場しました。
それがOTO-Miiアプリです。

2019年の冬にこのアプリはユニバーサルデザイン対応になったと公式に発表されています。
そのきっかけは視覚障害のあるユーザからのリクエストに応えて、開発に大きな影響を与えたようです。

シンクパワー 代表取締役社長 冨田雅和さんと、
河内勇樹さんとのインタビュー記事が公開されています。

誰でも等しく音楽やカラオケを楽しめるサービスを目指す ?シンクパワーのiOSアプリ「OTO-Mii(オトミィ)」ユニバーサルデザイン対応について訊く | Musicman
https://www.musicman.co.jp/interview/278893



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■2 アプリの特徴


このアプリでは楽曲の歌詞を表示させることができます。

キーワード検索だけでなく、
音楽をマイクに聴き取らせて認識、
鼻歌、ハミングによる認識により、
目的の楽曲を探し出せるわけです。

マイクで聴き取って楽曲を認識させた場合、
歌っている箇所に合わせて歌詞をハイライトさせることができます。
また、ハイライトされている歌詞を合成音声で先読みさせることもできます。

JOYSOUNDのシステムと連携して、カラオケ予約することもできます。



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■3 トップ画面のレイアウト


インストール後、初めてアプリを起動すると、
音楽再生情報の取得に利用するため、
Apple Musicの履歴とメディアライブラリにアクセスの問い合わせが表示されます。
「許可しない」ボタン
あるいは、
「OK」ボタン
どちらかを選んで次に進みます。

許可していると、Apple Musicで再生中の楽曲の歌詞を表示してくれます。
ただし、先読み機能には対応しません。

画面の最下行には五つのタブ切り替えボタンが表示されています。
  • ・ホーム

  • ・歌詞検索
    詳細検索

  • ・Today
    人気ランキング、新着情報など

  • ・マイリスト
    お気に入り一覧、検索履歴

  • ・設定



無料のアプリということで、広告が表示されます。
広告は画面の最下行の少し上の位置に現れます。



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■4 楽曲を検索する


楽曲を検索するには、
キーワード検索、
マイクで聴き取って検索、
二つの方法が用意されています。

鼻歌、ハミングによる検索方法はマイクで聴き取って検索するのと同じ手順になります。



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■4-1 キーワードで楽曲を検索する


「ホーム」タブの画面では、曲名とアーティスト名をキーワードとして検索するためのテキストフィールドが表示されています。
テキストフィールドを開くと、さらに詳細検索するための項目がテキストフィールドとして表示されます。

これは「詳細検索」ボタンを実行したのと同じ状態です。
また、「歌詞検索」タブ画面と同じ状態です。
  • ・曲名

  • ・アーティスト

  • ・アルバム

  • ・作詞者

  • ・作曲者

  • ・歌詞

  • ・投稿者名

  • ・JANコード(バーコード)

  • ・リセット ボタン

  • ・検索 ボタン


キーワードをタイプしたら、
「完了」か「done」ボタンを実行して、
「検索」ボタンを実行します。

検索結果リストの画面に切り替わります。



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■4-2 マイクで音楽を聴きとって検索する


キーワード検索する代わりに、流れている音楽をマイクで聴き取らせて検索することもできます。

「音楽認識」ボタンは様々な画面で見つけることができます。
「ホーム」タブでは、画面の中央より少し上の位置、
「歌詞検索」タブ、「マイリスト」タブ、「Today」タブでは、画面の右上端に配置されています。

「音楽認識」ボタンを実行することで、流れている音楽をマイクが聴き取り、画面は検索結果リストに切り替わります。



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■5 検索結果リストの画面


検索結果の楽曲リストが一覧表示されます。

画面の上部にはボタン類が表示されています。
  • ・戻る ボタン
    画面の左上端

  • ・Listening ボタン
    画面の右上端。
    音楽認識ボタン

  • ・キーワードを変えて再建策 ボタン


検索結果のリストは、楽曲名、アーティスト名、アルバム名などの情報とともに表示されています。
目的の楽曲の名前を実行します。



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■6 楽曲情報の画面


歌詞がデータベースに登録されていれば、歌詞の一部は画面の中央部からやや下の位置に表示されます。

歌詞のすべてを表示するには、
「歌詞, もっと見る」ボタンを実行するか、
表示されている一部の歌詞の箇所を実行します。
すると、画面が切り替わり、すべての歌詞を閲覧できます。


この楽曲情報の画面には、ほかにも多くのボタン類が表示されています。
同じ名前のボタンが複数あるので、まぎらわしい印象ですが、よく使うボタンの位置だけ覚えておくとよいでしょう。

  • ・戻る ボタン
    画面の左上端

  • ・マイリスト登録 ボタン

  • ・シェア ボタン

  • ・ホーム画面 ボタン
    画面の右上端。

  • ・クリップボードに楽曲のタイトルをコピー ボタン

  • ・曲名の歌詞一覧 ボタン

  • ・クリップボードにアーティスト名をコピー ボタン

  • ・アーティストの歌詞一覧 ボタン

  • ・クリップボードにアルバム名をコピー ボタン

  • ・アルバムの歌詞一覧 ボタン

  • ・楽曲情報

  • ・プロフィール

  • ・再生 ボタン

  • ・視聴 ボタン

  • ・apple musicで聴く ボタン

  • ・itunes storeで購入 ボタン

  • ・歌詞 もっと見る ボタン

  • ・キーワードを変えて再検索 ボタン

  • ・動画検索 ボタン

  • ・JOYSOUND カラオケ予約 ボタン

  • ・音楽認識 ボタン

  • ・アーティストの歌詞一覧 もっと見る ボタン

  • ・アーティストの歌詞一覧 ボタン

  • ・おすすめアーティスト名

  • ・リリックジャンパーで歌詞を分析する

  • ・音楽認識 ボタン


「視聴」ボタンを実行すると、楽曲の一部を実際に聴くことができます。
「再生」ボタンでは、Apple Musicのライブラリにダウンロードされている楽曲、あるいはサブスクリプション契約している人の場合であれば、その楽曲の降るコーラスを再生させることができます。



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■7 すべての歌詞を表示している画面


歌詞の全文を表示している画面では、
1本指の右スワイプを続けていくことで、フレーズを確認することができます。
ここでは、作詞者と作曲者の名前を確認することができます。

また、画面の上部と下部にボタン類が表示されています。

  • 閉じる ボタン
    画面の左上端。

  • 操作パネルを隠す ボタン
    画面の右上端。
    トグル式ボタンになっており、この箇所を実行すると、
    「操作パネルを表示」ボタンに切り替わります。

  • 音楽認識 ボタン
    画面の下部。

  • エアカラ ボタン

  • 前の行 ボタン

  • 次の行 ボタン

  • 巻き戻し ボタン

  • 早送り ボタン

  • ・先読み ボタン

  • 読み登録 ボタン


操作パネルとは、画面の下部に配置されているボタン類のことで、
音楽認識ボタンを含めた七つのボタンのことです。



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■8 先読みをさせてみましょう


歌詞のすべてが表示されている画面では、画面の下部に操作パネルのボタンが表示されています。

「エアカラ」ボタンが選択状態になっていると、流れている音楽に同期してその箇所のテキストがハイライト表示されます。
テキストが見えている人の場合であれば、ハイライトされた部分を読んでいくことで、いっしょに歌えるわけです。

テキストの見えない人の場合に利用できる機能が「先読み」です。
ハイライトされた箇所をiOS内蔵の音声エンジンが読み上げてくれます。
歌手がその歌詞を歌う少し前に読み上げてくれるので「先読み」ということです。



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■8-1 音楽と同期して自動的に先読みさせる


マイクで聴き取って音楽認識させた場合、その音楽がまだ流れていれば、
自動的に先読みの音声読み上げが始まります。

では、
「先読み」ボタンの箇所を実行して選択状態にしてみましょう。
これで読み上げが始まるわけです。

途中で停止したければ、
「エアカラ」の箇所を実行して、選択状態から解除してください。
「先読み」ボタンを選択状態から解除しても停止します。

「先読み」ボタンを一度選択状態にしておけば、次に楽曲の歌詞すべてを表示する画面では、そのまま選択状態になっています。



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■8-2 手動で先読みさせる


音楽が流れていない場合には先読み音声読み上げは始まりません。
そこで、手動で開始できるようになっています。
あるいは、カラオケの音楽など、検索結果で表示された楽曲情報とは異なる音源の場合にも、手動で先読みの操作をする必要があります。

1. まずは操作パネルの中の
「エアカラ」ボタンが選択状態になっていれば、それを解除しておきます。
つづいて、
「先読み」ボタンを選択状態にします。

読み上げさせたい歌詞をVoiceOverカーソルでフォーカスさせるとき、「エアカラ」ボタンが選択状態になっていると、その箇所から始まらないことがあります。


2. 読み上げを始めたい歌詞の部分にVoiceOverカーソルをフォーカスさせて、
1本指で4回タップを行います。
iOS 13よりも前のiOSでは、1本指の3回タップとなります。


この操作により、自動的に音楽と同期するような感じで先読みが始まります。
実際の楽曲と同じ速さで歌詞がハイライトされ、その箇所を先読みしてくれます。

先読みが始まると「エアカラ」ボタンは自動的に選択状態に切り替わります。



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■8-3 先読み中の読み方を修正する


合成音声による読み上げでは、間違えた読み方をすることが多々あります。
正しい読み方に修正することができます。

歌詞のすべてが表示されている画面で、操作パネルの中の
「読み登録」ボタンを実行します。
ここでは、修正した読み方をタイプするテキストフィールドが一つ表示されています。

ボタン類も含めて、テキストフィールドは画面の上部に配置されています。

修正したい歌詞を指定する方法は、ボタン操作で範囲を選ぶこととなります。
指定したい歌詞はテキストでは表示されず、ボタン操作で範囲を変更したときに、その対象範囲が音声で読み上げられます。
VoiceOverとは別の音声です。
ボタンを実行してから対象の文字列を読み上げるまでには約5秒近くかかるので、気長に操作する必要があります。

「対象行を読み上げる」ボタンを実行すると、いつでも対象範囲の文字列を読み上げさせることができます。

手順としては、
対象範囲を指定して、
正しい読み方をタイプし、
「曲全体」なのか歌詞の一部である「ここだけ「なのかを選び、
「登録」ボタンを実行します。

この画面で表示されているボタン類は、
  • ・対象行を読み上げる ボタン

  • ・前の行 ボタン

  • ・次の行 ボタン

  • ・前のワード ボタン

  • ・次のワード ボタン

  • ・選択開始位置を戻す ボタン

  • ・選択開始位置を進める ボタン

  • ・選択終了位置を戻す ボタン

  • ・選択終了位置を進める ボタン

  • ・テキストフィールド

  • ・登録 ボタン

  • ・曲全体 ボタン

  • ・ここだけ ボタン




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■9 設定をカスタマイズする


アプリのトップ画面で、
「設定」タブを選択状態にします。

  • ・初期値ボタン
    設定をリセットします。

  • ・歌詞表示サイズ

  • ・起動時に音楽認識を自動で開始 オン・オフ切り替えボタン

  • ・歌詞ダブルタップで音楽認識 オン・オフ切り替えボタン

  • ・プレ録音 オン・オフ切り替えボタン

  • ・スリープon/off オン・オフ切り替えボタン

  • ・音楽認識時に曲名を読み上げる オン・オフ切り替えボタン

  • ・ダークモード

  • ・端末曲再生時の同期化し表示タイミング

  • ・周囲の曲認識時の歌詞表示タイミング

  • ・音楽認識後に歌詞を自動で全画面表示 
    縦画面での認識時 オン・オフ切り替えボタン
    横画面での認識時 オン・オフ切り替えボタン

  • ・先読み設定


VoiceOverユーザにとって便利そうな設定は、

「音楽認識時に曲名を読み上げる」をオンにします。
こうすることで、認識結果を自動的に読み上げてくれます。

音楽認識後に歌詞を自動で全画面表示の項目で、
「縦画面での認識時」をオンにします。
これにより、楽曲情報の画面を表示せずに、いきなり歌詞のすべてを表示させることができます。


また、先読みする音声の速さやタイミングを調整することができます。
「先読み設定」の箇所を実行すると、次の項目をカスタマイズできます。
  • ・初期値 ボタン
    設定をリセットします。

  • ・読み上げ速度自動調整 オン・オフ切り替えボタン

  • ・読み上げ速度

  • ・音声の高さ

  • ・先読みタイミング


この中で、先読みタイミングを調整すると、読み上げるタイミングを変更できます。
デフォルトでは50パーセントになっていますが、数値を大きくするとより早めに読み上げてくれるようになります。



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■10 鼻歌で音楽を探す


マイクで聴き取った音楽を認識してくれる機能については紹介しましたが、鼻歌を聴き取ってもらって楽曲を探すことができます。

「音楽認識」ボタンを実行すると、
「ハミング有線」のオン・オフ切り替えボタンがあります。
流れている音楽を聴き取らせるには、ここはオフにしておきます。

オンにすることで、ハミング、鼻歌を聴き取ってくれるようになります。

認識結果の画面は、音楽を聴き取った場合と同じです。



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■11 Siriショートカットを追加する


Siriにリクエストすることにより、OTO-Miiアプリを開いて音楽を認識させることができます。
そのためにはSiriショートカットとして追加する必要があります。

「音楽認識」ボタンを実行して、
「Siriに追加」ボタンを実行します。

テキストフィールドには、声でりくえすとする時のフレーズをタイプします。
たとえば、
「おとみーで認識」
とタイプしてみます。

「Siriに追加」ボタンを実行します。
「OK」ボタンを実行して完了です。



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■12 マイリストと検索履歴を利用する


よく利用する楽曲はお気に入り登録しておけば、いちいち検索や認識の操作をしなくても表示させることができます。

また、検索した履歴を閲覧することで、毎回検索する手間を省けます。



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■12-1 マイリスト


楽曲情報の画面の上部に表示されている
「マイリスト登録」ボタンを実行します。

次の画面では、リストの名前をタイプするテキストフィールドが表示されています。
必要であればテキストフィールド内を編集して
「OK」ボタンを実行します。

ここでタイプした名前はフォルダ名のようなもので、このリストの中に楽曲を追加する
ことになります。
すでにリストが作成されていれば、リスト名が一覧表示されて、それを指定することもできます。


登録したマイリストを確認するには、
アプリのトップ画面で「マイリスト」タブを選択します。
この画面では上部に二つのボタンが配置されています。
「マイリスト」ボタンと「音楽検索履歴」ボタンです。

「マイリスト」ボタンが選択状態であれば、
登録したリスト名が一覧表示されます。
リスト名の箇所を実行することで、その中に追加した楽曲名を確認できます。

「編集」ボタンを実行して編集モードに入ることで、次の操作ができます。
  • ・新規リストの作成

  • ・リストの並べ替え

  • ・リストの名前変更 リネーム

  • ・リストの削除

  • ・楽曲のコピー

  • ・楽曲の移動

  • ・楽曲の削除




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■12-2 検索履歴


「マイリスト」タブの画面を開きます。
「音楽検索履歴」ボタンを選択状態にします。

日時の新しい順から履歴が表示されます。
楽曲名の箇所を実行すると、その楽曲情報の画面が表示されます。

編集モードに入ることで、履歴内の楽曲を削除できます。



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posted by @voice_of_i at 10:46| Comment(0) | 音楽関連のアプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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