2021年05月18日

UDトークを使ってZoomに字幕を表示する with iOS VoiceOver

iPhone 12 Pro, iOS 14.5のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。

Zoomには字幕を表示する機能があります。
字幕付きのミーティングを開始できるのはパソコン版のZoomからとなります。
スマートフォンアプリでは、字幕を閲覧できます。
また、PC版では字幕をテキストファイルで保存することもできます。

字幕表示できるメリットとしては、
・聴覚障害ユーザへの情報保障
・点字出力させることで盲ろう者への情報保障
・議事録の作成
などが考えられます。

ここでは、ホストがWindows版のZoomアプリを利用して字幕付きのミーティングを開始する準備と手順、
参加者がiOS版のZoomアプリのVoiceOver環境で、字幕を閲覧する方法について紹介します。


用意したデバイスは、
Windows PC 1台
UDトークを使用するためのiPhone 1台
Zoomミーティングに参加して字幕表示を確認するためのiPhone 1台





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■1 Zoomの管理画面にアクセスして「字幕機能」をオンにする


まず、ホストはブラウザでZoom ウェブポータル、管理画面にアクセスし、字幕を出力する機能をオンにしておく必要があります。デフォルトではオフになっています。
Windows環境でも設定できますが、ここではiOS Safariを使用しました。

1. Zoomの設定ページにアクセスして、サインインします。
マイ設定 - Zoom
https://zoom.us/profile/setting

2. 「ミーティング」の箇所を実行します。
(ここは実行しなくても、すでに関連メニューが表示されているかもしれません)

3. 「字幕機能」のチェックボックスをオンにします。


これで設定は完了です。



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■2 Windows版Zoomアプリでミーティングを開始する


ここでは、スクリーンリーダーとしてPC-Talkerを利用しています。

ホストはミーティングを開始します。

1. ミーティングの画面で、タブキーで「字幕」」の項目に移動して、エンターを入力します。

2. タブキーで移動して、
「APIトークンをコピー」でエンターを入力します。
クリップボードにAPIトークンの文字列がコピーされました。

3. UDトークにAPIトークンを入力する必要があります。
この後で使用するUDトークアプリがインストールされているiPhoneに、その文字列をメール送信しておくとよいでしょう。



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■3 UDトークで字幕を表示させる


ホストの手元にUDトークのインストールされているiPhoneを用意します。
(必ずしもホストが手元にUDトークを動かすiPhoneを用意しなければならないというわけではありません。ミーティングで主に話す人、あるいはミーティングの音声が聞こえるスピーカーの前に置いておけば、離れた場所であっても音声認識された字幕はZoomの画面に表示されます。)

1. UDトークアプリを開き、トップ画面で、
「トークを始める」ボタンを実行します。

2. 画面の右上端にある
「メニュー」ボタンを実行します。

3. 「外部字幕連携」の箇所を実行します。
テキストフィールド内にAPIトークンの文字列をペーストします。
つづいて、
「字幕を送信する」のオン・オフ切り替えボタンをオンにします。

4. 画面の右上端にある
「閉じる」ボタンを実行して、トーク画面に戻ります。

5. 押して話す」ボタンを実行します。

これで、UDトークのマイクで収録された音声が文字に変換されて、Zoomの画面に字幕表示されるようになります。
音声認識の際、VoiceOverの読み上げ音声を混在させないために、UDトークを動かしているiPhoneのVoiceOverは消音にしておくとよいでしょう。
3本指のダブルタップで、VoiceOverの消音のオンとオフを切り替えます。



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■4 iOS Zoomアプリで字幕を確認する


iOS Zoomアプリのミーティング画面内に字幕のサブタイトルを表示させることができます。
あるいは、字幕の全文(フルトランスクリプト)を表示させることもできるようになっています。

ミーティング中にサブタイトルを表示させるには、二つの方法があります。
ミーティング中の画面で、
「詳細」ボタン、「ミーティング設定」ボタンを実行して表示される画面で、
「字幕」をオンにします。

あるいはあらかじめミーティングに参加する前に、
「設定」タブで、「ミーティング」ボタンを実行し、
「字幕」をオンにしておきます。

iPhoneの場合、画面の左下端にある
「オーディオをミュート」ボタンの箇所から1本指で左スワイプを1回すると、字幕を確認できます。

iPadの場合は、
「ギャラリービュー」、または「現在発言中の方」の切り替えボタンの箇所から1本指で右スワイプを1回します。

サブタイトルの箇所にVoiceOverカーソルをフォーカスさせておくと、字幕の内容が変わるたびにVoiceOver読み上げされます。
点字ディスプレイを接続している場合は、点字でも出力されます。


表示されたすべての字幕(フルトランスクリプト)を閲覧することもできます。
これはアプリの設定メニューで字幕表示をオフにしていても閲覧できます。

ミーティング画面内で、「詳細」ボタンを実行して、
「フルトランスクリプトを表示」ボタンを実行します。
上から下に向かって、古い内容から最新のものがタイムラインで表示されます。
VoiceOverカーソルを一番下の行、最新の内容にフォーカスさせていると、その内容が変化する旅に音声で読み上げてくれます。

ミーティングの画面に戻るには、画面の右上端にある
「完了」ボタンを実行します。



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■5 Windows版Zoomアプリで字幕を保存する


ホストはミーティング中、Windows版Zoomアプリでそれまでに表示された字幕を保存することができます。

ミーティング画面で、タブキーで
「字幕オプション」の箇所に移動してエンターを入力します。
メニューが表示されるので、下カーソルで移動し、
「フルトランスクリプトを表示」の箇所でエンターを入力します。

もし「字幕オプション」が見つからなければ、
「その他のミーティングコントロール」の箇所で下カーソルで移動し、
「フルトランスクリプトを表示」の箇所でエンターを入力します。

タブキー、あるいはシフト+タブキーで移動して、
「トランスクリプトを保存」の箇所でエンターを入力すると保存完了です。

ちなみに、保存ボタンの箇所からシフト+タブキーを1回で
フルトランスクリプトの内容を閲覧できます。
上下のカーソルキーでタイムラインを移動できます。

さらにシフト+タブキーを1回で
字幕の内容を検索できるテキストフィールドに移動できます。

字幕データの保存されている場所は、録音データと同じフォルダです。



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■6 関連情報


ZOOMの字幕(クローズドキャプション)に送信する方法 - コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ| マニュアル作成をもっと簡単に。指先一本でマニュアル運用
https://teachme.jp/27228/manuals/8656888

話した言葉を見える化、文字に変換してくれるコミュニケーション支援アプリ「UDトーク」 with iOS VoiceOver: Voice of i -- 見えなくても使えるiPhone(ゲートウェイ)
http://voicei.seesaa.net/article/474763354.html?1587805184

オンラインの会議、講習会、ウェビナーで利用されている「ZOOM Cloud Meetings」 with iOS VoiceOver: Voice of i -- 見えなくても使えるiPhone(ゲートウェイ)
http://voicei.seesaa.net/article/474582650.html?1586875259



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posted by @voice_of_i at 13:19| Comment(0) | コミュニケーション関連のアプリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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