2021年09月05日

Accessory: 音波通信で測定値をiPhoneに転送できる体温計「オムロン製 MC-6800 B」 with iOS VoiceOver

体温計で測定したデータは音波信号を用いてiPhoneに転送できます。
専用アプリを使うことで、VoiceOverによる読み上げと点字表示により測定値を確認できます。体温計本体には音声ガイドの機能はありませんが、測定値はスマートフォンで確認できるので、視覚障害ユーザにとっては利用可能な数少ない体温計の一つです。
Bluetooth接続であないので、複数のスマートフォンでの利用、家族と共用する場合などには都合がよいです。

Amazon.co.jp: オムロン 電子体温計 MC-6800B : ホーム&キッチン
https://amzn.to/3sUQ0eu

腋下で測定するタイプの体温計で、予測検温は15秒、実測検温は10分の製品です。
電池はCR1220を1個使用しており、電池の蓋はネジ止めされています。
本体にはボタンが一つあるだけで、感温部と反対側の先に位置しています。



iPhone 12 Pro, iOS 14.7のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。

専用アプリを開いて、体温計から発信した音波をiPhoneのマイクで聞き取ります。
データ転送の操作は簡単ですが、その他のアプリの捜査は癖のある印象です。
  • ・1本指の右スワイプや左スワイプで項目移動できないボタンがある(戻るボタンなど)

  • ・メニュー表示の方法が分かりにくい


「OMRON connect」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/omron-connect/id1003177043









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■1 製品の仕様



オムロン 電子体温計 MC-6800B 取扱説明書(PDF)
https://www.healthcare.omron.co.jp/support/download/manual/pdf/5660801-4A_MC-6800B-J_IM_M12_201215_web.pdf

販売名
電子体温計 MC-6800Bシリーズ

本体質量
約14g(電池含む)

外形寸法
20.1(幅)×136.8(長さ)×12.8(厚さ)mm

電源
リチウム電池CR1220×1

付属品
お試し用電池(CR1220×1個、内蔵)、収納ケース、スタートアップガイド、取扱説明書(医療機器添付文書・品質保証書付き)

その他・特記事項
医療機器認証番号/302AGBZX00125000
管理医療機器

機能について
音波式通信機能搭載で、検温結果をスマホ管理

携帯・保管に便利な収納ケース付き
電池交換が可能
測定方式予測式・実測式測定部位わき体温表示3桁+℃表示、0.1℃毎測定時間(目安)予測:15秒、実測:10分メモリ前回値通信機能音波通信お知らせブザーおしらぜブザー付きオートパワーオフ自動的に電源オフフラット感温部ずれにくいフラット感温部電池寿命の目安約730回(予測検温)
約365回(実測検温)




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■2 本体の形状とボタンの働き


本体は細長く、標準的な体温計の形です。

本体の先端は細くなっていて、感温部と呼ばれています。脇の下で測定します。
カバーが付属しているので、使わない時にはしっかりと保護しておきます。

その反対側の手で支える膨らみのある部分の先はボタンになっています。ボタンは突起形状ではなくフラットになっているので、手で触ってボタンであるとは気づきにくいです。

ボタンを1回クリックするごとに、電源のオンとオフが切り替わります。
ボタンをクリックするとビープ音が鳴ります。ただし、電源がオンでもオフでも同じ音なので、その区別はできません。

電源オンの状態で15分が経過すると、自動的に電源はオフになります。

側面には測定値などを表示する部分があります。
電池カバーは側面にあり、電池交換する時にはネジをドライバーで外す必要があります。



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■2-1 音波通信機能のオンとオフ


電源ボタンにはもう一つの役割があります。
ボタンを長押しすると、音波通信の機能は停止します。

表示部が見えている人で、普段は
音波通信を使用しないのであれば音波通信をオフにしておいてもよいでしょう。
アプリで測定値を確認したい人の場合は、音波通信はオフにしないように注意してください。

1. 音波通信を停止するには、
電源オフの状態で、電源ボタンを7秒長押しします。2秒後に電源はオフになります。

2. 音波通信をオンにするには、
電源オフの状態で、電源ボタンを7秒長押しします。2秒後に電源はオフになります。


電源のオンとオフが切り替わった時にはビープ音が聞こえますが、音波通信の状態が変更されたことは、効果音での合図はありません。



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■3 アプリの初期設定


体温計で測定されたデータは専用アプリに転送されます。
また、そのデータはiOSに標準インストールされている「ヘルスケア」アプリで確認することもできます。

「OMRON connect」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/omron-connect/id1003177043

1. インストール直後にアプリを開くと、通知の許可の問い合わせが表示されます。
つづいて、Bluetoothの使用の許可の問い合わせが表示されます。

2. 案内文が表示されますが、
「はじめる」ボタンを実行して次に進みます。

3. 地域を選択する画面が表示されます。
「日本」ボタンを実行します。

4. ご利用国の設定情報をダウンロードするかどうかの問い合わせが表示されます。
「今すぐ更新」ボタンを実行します。

5. アプリの利用規約が表示されます。
「同意する」ボタンを実行します。
この「同意する」ボタンは画面を最後までスクロールしなければ無効の状態です。3本指の上スワイプでページの最後に移動しても無効になっている場合は、1本指の右スワイプを繰り返す必要があります。

6. 対応機器を持っているかどうかの問い合わせです。
「持っている」ボタンを実行します。

7. 登録する機器を選択します。
  • ・血圧計

  • ・体重計・体重体組成計

  • ・活動量計

  • ・体温計

  • ・婦人用体温計

  • ・パルスオキシメータ

「体温計」ボタンを実行します。

8. 型番を選択します。
「MC-6800B」の箇所を実行します。

9. 機器を登録して次の画面に進むために、
「OK」ボタンを実行します。

10. 生年月日を指定する画面です。
ピッカー操作で項目を選び、「次へ」ボタンを実行します。
あるいは、
「スキップ」ボタンを実行することもできます。

11. 性別を選択します。
・男性
・女性
性別の箇所を実行しても、VoiceOverでは選択状態を読み上げません。
「次へ」ボタンを実行します。
あるいは、
「スキップ」ボタンを実行することもできます。

12. 案内文が表示されます。
「OK」ボタンを実行して、次に進みます。

13. マイクへのアクセス許可の問い合わせです。
「OK」ボタンを実行して、次に進みます。

14. 「OK」ボタンを実行して、登録作業は完了です。


クラウドサービスを利用するためにアカウント作成、あるいはサインインできますが、ここでは
「スキップ」ボタンを実行しておきましょう。

「体温測定とデータ転送はこちら」の箇所を実行します。
これでアプリのホーム画面が表示されます。



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■4 体温を測定してみよう


体温計本体の電源をオンにすると、測定できる状態です。

予測検温をするには、

1. 体温計本体のスイッチを1回押します。
ピッというビープ音が鳴ります。

2. 腋下に体温計を挟みます。
15秒すると、ブザーが鳴るので、体温計を取り出します。

3. 体温計本体からはジジジという音が鳴るので、アプリで操作して、この音をiPhoneのマイクで聞き取ります。音は2分間鳴り続けるので、ゆっくりと操作する余裕があります。

4. アプリのホーム画面で、右上端近くにある
「ボタン, 追加」の箇所を実行します。ここには適切なテキストラベルが付けられていません。
「btn information, その他のロゴ」という箇所の下に配置されています。

5. 「転送を始める」ボタンを実行すると、iPhoneのマイクが聞き取りモードになります。

6. ジジジと音が鳴っている体温計の先端、感温部をiPhone下部のマイクに近づけます。転送が完了するとアプリに案内が表示されます。
「OK」ボタンを実行します。

7. アプリの画面で測定された体温の数値と日時が表示されています。



ところで、実測検温をするには、15秒後のブザーが鳴っても、そのまま検温を続けます。測定時間が10分に達すると、ブザーが鳴って測定値が表示されます。
予測検温した時と同じ手順で、アプリにデータを転送できます。



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■5 測定値の履歴を確認する


これまでに図った体温がアプリに転送されていれば、その履歴を閲覧することができます。



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■5-1 アプリの画面で履歴をグラフで表示する


体温の測定データが転送された画面の上部には、
  • ・日時

  • ・体温

  • ・測定した機種名

が表示されています。
いずれかの箇所を実行すると、履歴の画面に切り替わります。

画面の上部にはボタンが配置されていますが、VoiceOverの1本指右スワイプや左スワイプでは項目移動できないかもしれません。
画面にタッチして指をスライドさせながら確認してください。

画面の左上端には、
「icon back 戻る」ボタン

画面の右上端には、
「gra menu black, その他」ボタン

画面の上から2行目には、左から、
  • ・日

  • ・週

  • ・月

  • ・年

それぞれの切り替えボタンが表示されており、実行することで選択状態になります。

画面の中央部には期間ごとの数値がグラフで表示されています。

画面の下部には、
選択された期間の火つけと平均値が表示されています。



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■5-2 アプリの画面で履歴を日時ごとに表示する


グラフが表示されている画面で、右上端に配置されている
「gra menu black, その他」ボタンを実行します。

次のメニューが表示されます。
  • ・測定結果一覧

  • ・測定結果出力

  • ・グラフ設定


「測定結果一覧」の箇所を実行すると、最新のデータから順に日時と体温の数値が表示されます。詳細を確認するには、それぞれの日時の箇所を実行します。

前の画面に戻るには、画面の左上端にある「戻る」ボタンを実行します。



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■5-3 測定データをCSVファイルで出力する


グラフが表示されている画面で、右上端に配置されている
「gra menu black, その他」ボタンを実行します。
メニューの中から、
「測定結果出力」の箇所を実行します。

問い合わせが表示されます。
「同意する」ボタンを実行します。

対象期間はピッカー操作で指定できます。
「出力する」ボタンを実行すると、共有メニューが表示されます。

たとえばメールを選んでメール送信すると、CSVファイルの添付されたメールが送信されます。



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■5-4 測定データをヘルスケアアプリで閲覧する


iOSに標準でインストールされているヘルスケアアプリと連携させることで、測定データはヘルスケアアプリで確認できるようになります。

OMRON connectアプリのホーム画面を表示させます。
画面の左上端に「menu notify」ボタンが表示されている画面です。
このボタンが見つからなければ、戻るボタンを実行したり、アップスイッチャーからアプリを閉じて再び開いてみてください。

「menu notify」ボタンを実行します。
アプリのメニューが表示されます。
「連携アプリ・サービス」の箇所を実行します。

「ヘルスケア」の箇所
から1本指で右スワイプを1回すると、
「App add, 追加」ボタンがあるので、これを実行します。

案内文が表示されます。
「同意する」ボタンを実行します。

ここでは「体温」の切り替えボタンを実行して、オンにします。
次に
「許可」ボタンを実行します。

これでヘルスケアアプリとの連携は完了しました。


では、ヘルスケアアプリを開いてみましょう。
「ブラウズ」タブを選択状態にして、
「バイタル」ボタンを実行します。
「体温」の項目の箇所にMC-6800Bで測定された数値が表示されていることを確認できます。

「体温」の箇所を実行すると、次の画面で平均値を確認することができます。さらに
「すべてのデータを表示」ボタンを実行すると、最新のデータから順に日時と体温の数値が表示されます。詳細を確認するには、それぞれの日時の箇所を実行します。



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■6 アプリのメニュー表示


OMRON connectアプリのホーム画面を表示させます。
画面の左上端に「menu notify」ボタンが表示されている画面です。
このボタンが見つからなければ、戻るボタンを実行したり、アップスイッチャーからアプリを閉じて再び開いてみてください。

「menu notify」ボタンを実行します。
アプリのメニューが表示されます。

  • ・ホーム
    アプリのホーム画面を表示

  • ・機器
    機器の登録と解除

  • ・連携アプリ・サービス
    連係可能なサービスやアプリの表示と登録

  • ・ユーザー情報
    生年月日などユーザのプロフィール設定

  • ・クラウド
    オムロンのクラウドサービスへのアカウント登録とサインイン

  • ・アプリ設定
    温度などの単位設定

  • ・通知設定
    リマインダーなどの通知設定

  • ・アプリからのお知らせ

  • ・ヘルプ

  • ・お問い合わせ


実はこれらのメニュー項目は「menu notify」ボタンを実行しなくても画面に表示されていることが多いです。しかし、項目の箇所を実行しても画面は切り替わりません。
メニューの画面に切り替えるには、
「menu notify」ボタンを実行して一覧の中から選ぶ必要があります。

また、画面の最上部の真ん中にはメニュー項目が見出しとして表示されるので、自分が閲覧したいメニュー画面に切り替わっているかどうかの目安となります。



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Accessory: BluetoothでiPhoneと接続できる体温計「A&D UT-201BLE」 with iOS Voiceover: Voice of i -- 見えなくても使えるiPhone(ゲートウェイ)
http://voicei.seesaa.net/article/474055921.html?1584262832

posted by @voice_of_i at 16:35| Comment(0) | アクセサリーの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする